コラム        『起業家、飲食店、徹底応援!』

須藤 将弘
須藤 将弘
ウェイビー行政書士事務所

■経歴:
コンサル系のベンチャー企業にて財務・経理業務に従事。 資金繰りからストックオプションの発行まで幅広く経験する。 その後、会社の新規事業として飲食系の人材派遣、業務請負業に参画。 まったくの未経験から、主にホテルやレストラン等の業務に精通し、業務請負責任者として会社の売上を倍にする。 現在はウェイビー行政書士事務所にて、企業の資金繰りの経験を元に、様々な融資案件に携わる。 ホテルでの経験から、常にお客様に感動していただけるような仕事を心がける。
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■専門分野:
事業計画・資金調達

資金に関する最初のお話


初めまして。ウェイビー行政書士事務所の須藤と申します。 当事務所は起業家支援専門の行政書士事務所として、 会社設立や資金調達サポートなどのサービスを展開しております。 今回はこれから飲食店を開業したい!と考える方に、 資金に関するお話をいくつかお届けしたいと思います。

まず、みなさん資金繰りと聞いてどういうイメージをされますか? 「経営が上手くいかなくなったら考えよう」と思われている方が多いのではないでしょうか? 飲食店の経営は「とにかく売上を出して、繁盛店になれば良い」という単純なものではありません。 必ず資金が必要になる場面というのが大きく3つございます。

@開業時
A事業の拡大時
B運転資金

開業時には物件の取得、店舗工事、広告宣伝、人件費、機材など、 数百万円から1千万円を越える額まで必要になることもあります。 そして事業の拡大時には、店舗の改装や、2店舗目、3店舗目など店舗数の拡大も考えられます。 もちろんここでも開業時と同じくらいの出費が掛かります。 最後に売上が思うように伸びなかった時などには、 どうしても運転資金として、まとまったお金が必要になります。 そのまま不動産家賃、光熱費、人件費などを垂れ流しにしていては、 お店が持ちこたえられるはずがありません。 最初の自己資金によって体力は違いますが、完全に0になってからでは遅いでしょう。 新たな広告宣伝や、料理の改良、店舗の改善など様々な方法に対して資金が必要になってきます。

いずれにせよ、資金が必要になってくる段階を捉えておく、 目標として認識しておくということがまず第一歩になります。 いざ目の前ですぐお金が必要ということになっても、 金融機関に対して何の準備も無くただお金だけ要求するというのは無理な相談なのです。

次回、ではどんな資金調達の種類が考えられるのかということをお話したいと思います。

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