コラム        『飲食店繁盛のヒケツ』

島津 好孝
島津 好孝
株式会社LINK&VALUE
代表者

■経歴:
1994年に東京農業大学を卒業後、大手外食チェーン店に入社し、店長、マネージャーを経験。 2004年に船井総合研究所に入社して、飲食業・ホテル業を中心にコンサルティング活動を実施。 2007年、株式会社LINK&VALUEを設立し、代表者に就任。
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■専門分野:
コンセプト設計 メニュー開発 店舗施工 販売促進 教育

店主や店長のお見送り


お客様がおかえりの際にお見送りをしていますか?

お見送りとは、お会計が済んだあと、店の外まで出て挨拶することです。 多くのお店は、スタッフさんがやっていますが、 このお見送りこそ店主や店長さんが率先してやるべきです。 特に、混雑時や忙しい店ほど、スタッフがお見送りするより わざわざ駆けつけて挨拶してくれたほうが印象に残ります。

先日も、ある人気の居酒屋さんで食事した際、 お店を出て10メートル程歩いたあとに、 後ろから大きな声で「ありがとうございました」と聞こえてきました。 振り返ると、忙しそうに調理していた店主が、 こちらを向いて笑顔で頭を下げてます。 「ああ、忙しいのにわざわざ外まででてきてくれたんだな。 食事中はほとんど話さなくても、自分たちの事を気にかけてくれてたんだな」 と感じました。

スタッフさんのお見送りより、 店主や店長さんのお見送りのほうがありがたく感じるのは当然のことです。 そして、店長はお客様の帰りの表情や反応を鋭く観察するのです。 些細なことですが、店長や店主さんは「お見送り」の仕事の優先順位をあげて 自ら実践してみてください。 自分にしかない価値があるはずです。

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